RIVALS EYE【第三節:演劇ユニット衝空観】

RIVALS EYEとは

ライバル達が熱いホンネをぶつけ合う

30リーグ参加団体による公式戦の観戦リポートです

今回は第三節『D地区×虹色りきゅーる』を

演劇ユニット衝空観がレポート

はたしてライバルはこの試合をどう観たのか?

【演劇ユニット衝空観 観劇レポート】


5/30 30リーグ第3節感想

第二回30リーグ第3節を観劇。18時回。


前回の感想を長々と書いてしまったので今回はサクッと書きたいと意気込んでいる。

しかし前回そこそこ長く書いたのに今回短くない??飽きた?とか思われたら悲しいのでその辺りの中間部分を狙って書き進めたい。ほら、読む方も疲れるじゃないですか。ね。そういうことです。

とまあ、引き続き訳のわからんことを綴ると思いますのでよかったら読んでやってください。よろしくね。

そしてこれは一個人の観劇日記です。僕は評論家でもないし、あれは社会情勢のそれを暗喩してるとかそんなどえれえことは書けんです。ただの産毛一般人です。そんな奴が観て感じたことを書いていく。演劇の感想というもの、まあ芸事全般か、概ね8割ぐらいは趣味趣向だと思ってます。いやクオリティとかセリフ噛み倒してるとか全員が気になるものはあるけれども。表現として素晴らしい!とかが好きな人もいれば、キラキラしててかっこいい!が好きな人もいる。だから自由に作ればいいし、誰かがああだこうだ言うてるのなんて気にせず好きな感想を言えばいいと思います。多分そんな色んな感じ方を作り手は楽しみにしてるし、そこから出た感情を楽しんでもらえたらと思います。勿論無意味に理不尽に傷つけたらあかんです。はい。気をつけます。そんな感じでゆるっとお楽しみいただければ幸いです。

前置きがなげえのよ。

今回も全く毛色の違う作品たち。30×30の面白いところが出てますね。

これで2,000円はお得だよやっぱり。サクッと見れるし。たまにあるめんどくさい系の飲み会を一回断ればお得に作品見れますよ。ぜひ!誰かに怒られそうなのでこの辺りで感想へ。


先攻団体 D地区「ダークディスコ」

全体の感想を先に出すと、どう見ていいものか最後まで決めきれなかった。

これは僕が悪い。一緒に踊れなかったぜ、ごめんな。

シュールな脱力系コントのように観るべきか、パワー系小劇場演劇として観るべきなのか、あるいはキチンと情報を落とし込んで観ていくべきなのか。なんて考えてたら終わってしまった。ほんと思考が遅いのよ。僕のせい。

役者の演じ方によって脱力だったりパワーだったりの差が大きかったので、その辺りが引っかかりになってしまったのかもしれない。個人的には脱力寄りの方が見やすかったなあと思ったり。

物語的には、首吊り死体の横でどこか他人事のように、緩く愉快に無関心に展開する構図はとても良かったと思う。なんとなく自分だけで精一杯な時だってあるなあと思ったり。どこか僕らの生活の一部のような気がしたり。

そこからの、ネタ。そこそこぶっ込んできたねえ。多分ほとんどわかったから同世代だろうな。ピーリカピリララポポリナペーペルト。都度ニヤッとしてしまってた。最近若者たちと創作をすることが多くなってきて、この文章だけで年齢を感じるのだが、ネタが通じなくなってきてることにショックを覚える。ガラケーの電池蓋の裏にプリクラとか貼ったでしょ?俺は貼ってたぜ。世代ネタというのは作品の中に入れるには結構勇気がいる。マジで客層によってはわかんないから。それをふんだんに盛り込んできたのはすごいなと思った。僕は好き。ただ必要かと言われると不明。僕は好き。

ここからがとにかく予測不可能な展開へ。

超能力で麻雀でプリクラで迷推理でラブストーリー?なんだって?どうやったらそうなる?のギミックが解けずにはわはわしてしまった。ここついていけたら絶対楽しかったのについていけなかった。何も考えずゆるりと見れば良かったのかなと。それか全力で祭りみたいにして無理やり客席を引きずり回すぐらいのエネルギーでぶちかますか。

しかしながらどうにもダークな部分が何かしらあるのではと、読み取りたくて足掻いてしまった。

好きな人には深くぶち抜ける作品だが、一個置いて行かれると結構しんどい作品だったと思った。ええと、まる。


後攻団体 虹色りきゅーる「夢の中の軌跡」

今回も流石なビジュアルと世界観。とても美しい。前回に引き続き、光る小道具の美しさが僕は好き。

今回の話に入る前に、、、正直なところ、前回の何かしらが絡んでくると思って2ヶ月越しの最新話を見にきたつもりでいたら別ストーリー始まってうわあ!そっちかァ!って思った。その月桂樹シリーズというのはつまり1話、2話構成というより、アイアンマン、ハルク、ソー、キャプテンアメリカ的なそれなんだと。そこからアベンジャーズがあるわけなんだなと。理解しました。いや、確信は全くないですけど。

だから残ってる伏線とか謎とかはエンドクレジットシーンみたいな感じで割り切って観るものなんだな、と。別紙に飛び出てる予備知識もTo be continued…もアイアンマンで全部終わった後にニック・フューリーが出てきてアベンジャーズに入ってくれって言うようなものなのか。と今回で己を納得させました。前回の謎はまだ謎のままで忘れそう。MCUの時も結構忘れてたし。

いや、今MARVELの話ええねん。虹色りきゅーるさんの話。

今回はお話がスッキリして見やすかった。と思う。

衣装での識別だったり情報提示もとてもわかり良かった。それによる伏線の作り方も良かった。

設定的にも多少強引に引っ張っても情緒が見える展開で、しっかり見れた。

ただやはり壮大な物語の起・承ぐらいのような印象。一本の作品として見るには薄く感じた。勿論今後続く展開だと認識した上で思う。MCU作品はしっかりとした起承転結が展開された後、新たな起が出て終わる。これが毎回たまらん。

30分への収まりの悪さ、と前回書いたと思うが、これによって引き起こされている部分もあるように思う。次に繋げる為に次回の伏線を散りばめて、盛り込みすぎて情報過多な作品、伏線が回収されるのが今作じゃないが故に今は盛り上がり切らない作品、という印象になってしまったら勿体無いなと思った。度々書くがそのぐらい丁寧にしっかりと作り込まれた世界観の基盤があるからだ。これが全て噛み合うとディズニープラスで配信できるぜ。知らんけど。

演出的に、ブル転が明るすぎて動きが丸見えだったのが残念だった。

流石に倒れた人が起き上がる瞬間見るとちょっと気持ちが下がってしまう。

段取りのスタンバイが見えてしまったのが残念。転換を見せるならもう少し転換パフォーマンスを入れても楽しいのかなとか。

色々書いたが、伝えたいことをストレートに投げてくれるのは本当に気持ちがいい。誰かに否定されてもう辞めてしまおうかなんて思ったことは何度もある。でもその度に待ってる誰かという存在が居てくれることを認識する。私はあなたの作品好きですよ、あなたのこと好きですよ。と言ってくれるだけで何故かまた動けたりする。大丈夫だ、そんな人は誰にでもちゃんと居るよ。なんて、そんなことがいつかの誰かに届いてるといいですね。ええと、まる。


前回よりシュッとしてしまった。まあ読みやすいからいいか。

どちらにせよ、長文乱文失礼いたしました。

最後まで読んでくれてありがとう。

またね。

演劇ユニット衝空観

銭山 伊織

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