RIVALS EYE【第一節:D地区】

RIVAL'S EYEとは

ライバル達が熱いホンネをぶつけ合う

30リーグ参加団体による公式戦の観戦リポートです

今回は第一節『虹色りきゅーる×劇団天文座』を

D地区がレポート

はたしてライバルはこの試合をどう観たのか?

【D地区観劇レポート】


虹色りきゅーる『月桂樹の約束』

冒頭の語り部から世界観がはっきりと打ち出され、引き込まれました。

衣装や小道具の細部からも、そのこだわりが見え、壮大な物語を予感させ、見逃したくない!という気持ちにさせました。

ただ30分で描くには情報量が多く、登場人物の気持ちを汲み取る前に、シーンが次々と展開してしまったので、やや消化不良のまま見終わってしまった、というのが率直な感想です。

時間が足りない!もっと続きを観させてよ!と観客に思わせたのは、もしかすると、虹色りきゅーるさんの作戦通りなのかもしれません。

妖しい世界観、お見事でした!対戦が楽しみです!


劇団天文座『伝説の幕開け』

オープニングの大合唱の強烈なインパクト。19人が目と喉をかっぴらいて歌う姿に、思わず笑ってしまいました!

会話のテンポも小気味良く、役者の演技もエネルギッシュで良い熱量でした。

震災・津波を作中での障壁として扱うには、あまりに強く重いモチーフ、

観る側が、後半再び登場人物たちに寄り添ってテンションを一緒に上げていくことが難しく思えて、勿体ないなぁ……と感じてしまいました。

大所帯が押しくらまんじゅう状態になりながら舞台上で暴れまわる姿を、大合唱以外の演出でも見てみたかったです。


文責:津熊 海琴(D地区)


※このレポートは劇団天文座さまが30リーグ脱退前に執筆して頂きました

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